鵠沼 マック前
くもり
肩~頭 セット頭オーバー
ラシュガード サーフパンツ
台風17号が来ようとしているところに12号の時の話でもうしわけないのですが・・・
小田原の仕事の帰りにサーフィンしようと、会社のサーフィン部のM本くんと、ボードを積んで現場へ向かいました。 ツイッターによると、台風12号のうねりがばっちり入っているとのこと。 昼休みに海へ行ってみると、ショアブレイクの中、5回に1回ぐらい、サーフィンできそうな波。 小田原でもできるじゃん!

2人の想いが通じたのか、仕事は早く終わり、4時過ぎには小田原を出発。 西湘バイパスにのって、東へ向かいます。
途中、大磯や平塚のポイントにアタックをこころみたのですが、駐車場の勝手がわからずに断念。 結局鵠沼まできてしまいました。 引地川の橋から、ちらりとのぞく海をみてびっくり。 白波が爆裂しています。
ゲットがたいへんそうだな・・・
M本くんは2年ぶりのサーフィンです。 ずいぶんとハードルの高い再デビューとなったものです。
「よっしゃ いきましょ~!」
本人は全然気にしていません。
「よし行こう」
Bicのショートボードを右わきにかかえて、M本くんと並んで海に入っていきます。 波がでかいおかげでわかりやすくなっているカレントにのり、押し寄せるスープをのりこえのりこえ、歩ける限界までやってきました。 タイミングを見計らってパドルを始めます。
3発ほどドルフィンをかまして、アウトのラインナップへたどりつきました。 ふぁ~ 今日はタブレットじゃなくてよかったぁ。
波は頭ほどありますが、ぼよついてまとまりがありません。 ボードにまたがってあたりを見渡し、M本くんをさがしますがみつかりません。 ミドルからインサイドへ視線を移してみましたが、スープにもまれる人々の中に、それらしい姿を発見することはできませんでした。
沖へ目を戻すと、よさげな波がやってきます。 これにトライすると、あっさりテイクオフ。 ものすごいスピードで波を駆け下りていきます(まっすぐに)。
ボトムに降りきったあたりで(遅い)レギュラー方向へターンしようと思ったのですが、悪い癖が出て、ボードを蹴ってひざをのばしきってしまいました。
これはターンじゃない! ブレーキだ!
駆け下りたスピードを全部ボードに押し付けてボードは停止。 すぐに波に追いつかれ、大量の水を叩きつけられ、もみくちゃにされ流されていきました。
だめだぁ これを特訓しないと・・・
せっかくこの大きさの波でまともにテイクオフできたのに、すぐにこけてしまたことを反省しながら、沖へ戻ります。 ドルフィン2発。 ふぅ~ たいへんだぁ。
息も切れ切れでラインナップに戻りました。 ボードにまたがって、肩の回復を待ちます。 そのあいだにもう一度M本くんをさがしてみると・・・ いました。 リーシュのあたりを見ながら、浜にあがりかけています。
もしかしたらリーシュが切れたのでしょうか?
「いやあ 2年ぶりに引っ張り出したら、リーシュもなんか黄色いんすよ!」
今朝の彼の言葉を思い出しました。 車の予備の鍵を渡しておくんだった。 車に戻れば、ぼくの予備のリーシュもリーシュロープもあります。 鍵を渡しに行くか・・・ しかし・・・ ゲットたいへんなんだ。 ごめん!^^;
気をとりなおして波を待つも、まったくテイクオフできなくなりました。 失敗して波にもまれて、沖へ戻るたびに体力を削られていきます。 途中、完全にミドルではまって、漕げども漕げども波を越えられなくなり、スープに乗って岸へ戻りました。
インサイドでもまれているM本くんを発見しました。 浜に戻っていたのは、リーシュがくるくるになったので、直していたからだそうです。 もう暗くなってきたので、あと1本がんばろうと声をかけ、もう一度沖をめざします。
沖へめがけてパドルを続けます。 パドラーズハイとも言える状態になったのか、ガシガシ漕げます。 さっきはもう限界? と思ったのに、うそのように肩がまわります。
沖へ戻ったのですが、肩の調子が良くてもテイクオフはできません。 ぼよついたでかい波を難なく乗るスキルを、ぼくはまだ持っていませんでした。
そんな中、一度だけボードの上に立てそうになりました。 しかし、行く先に海水浴規制のラインロープが。 動揺してバランスをくずしワイプアウト。 波に押されてロープの上を流される。 背中切れるっちゅうの・・・
まっくらになりました。 今日はなんにもできなかったなぁ。 単なる筋トレだぁ。 ドルフィン何回したろうか?
浜に戻りました。 M本くんはいません。 まだやってるのか? ただ、見渡す限り誰もいません。 江ノ島方向に100mほどいったところに人影が見えますが、あんなところまで行ったのでしょうか?
M本くんをさがして海に入ります。 まっくらな海になにか影が揺れています。 彼の頭? いえ、ブイでした。
「いない・・・」
沖へ流された? いや、出ようとしても出れないからそれはないだろう。 まさかおぼれた?
海に誘ったことを後悔しました。 仕事帰りの疲れた状態で海になんてつれてこなければ良かった・・・
「Mやもっちゃーーん Mやもっちゃーーん!」
彼の名を叫んでも応えるものはありません。
どうしたものかと途方に暮れながらビーサンを置いたところへ戻ってみると、そのすぐ横にある海の家のものと思われるデッキチェアに人影が。
「いやあ 白波にもまれまくって もうへとへとっすよ!
でも気持ちいいっすね~(^○^)」
無事でよかった。
※この記事は2013年9月にJUGEMブログで公開した記事です。
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