鵠沼 スケパー前
晴れ
もも~腰 セット腹
3ミリ ジャーフル
台風28号が通り過ぎた日曜日。 スケパー前は見事なまでの湘南マジック。 割れにくいもも波が寄せています。 なんの苦労もなくアウトへ出れました。 台風スウェルの残りを期待したであろう人たちがあふれかえっています。
波は厚く、ようやく割れてもすぐにうねりに戻ってしまいます。 ショートボードの出番はありません。
「今日はファンボだったなぁ」
しかしファンボは、デッキのひび割れを直し、現在リペイント中で、しばらく使えない状態です。
30分以上なにもできない時間が過ぎ、今日はこんな日なのかと、あきらめ感が漂ってきました。 一度浜に上がって、どこかいい場所を見直すことにします。
浜から海を左右に見渡します。 わかったことは二つ。 ショートボードはみんなインサイドにいます。 それもかなりインサイドです。 もうひとつ、波が大きく割れているのは、限られた場所だということです。 そしてそこは大混雑です。
大混雑から少し離れたところに入水。 しかし、少し離れただけで、極端に波が小さくなります。 セットでも、ももぐらいしかありません。 しかもセットは、大混雑から乗った人が、気持ちよさげに走ってきます。 そんな人がいないときだけしかチャンスはなく、その少ない機会を近くにいる人と、取り合わなければなりません。
テイクオフ競争と、割れない厚い波へのトライを重ねているうちに、突然吹っ切れた瞬間がおとずれました。 パドルで腕を伸ばし気味に深く水中に入れることによって、今までならあきらめていたような波をとらえることができるようになったのです。
今までは、ひじは水に入らないぐらいでやっていました。 知らなかった自分の本当の力に気づいた感じで、うれしくなってごりごりこぎます。
もうひとつ書いておきたいことがあります。 ぼくはたいていテイクオフして波を降り、ターンして波に戻ると、くずれた波につぶされてしまうのですが、これは単純にテイクオフが遅いからだと思っていました。
ほかの人のテイクオフをみていると、波をつかまえてから立ち上がるまでに、ずいぶん余裕があるように見えるのです。 ボディボード状態で左右を見てから立ち上がる人もいます。 これをしたいのにできない!
でも最近気づいたのですが、ぼくの場合波をつかまえてから、スピードを落とさないように、くずれてくる波から早く離れようと、滑り降りながら立ち上がっています。 もしかしてこれが間違いなのでは?
本当は余裕があるのに、くずれてくると思い込んで、前に進みすぎてしまっているのではないのか?
テイクオフで波をつかまえたあと、波を降りないようにコントロールして立ってみました。 よさそうです。 ただ、一回のトライだけなので、まだ本当にいいのか判断はできません。 次回からも試してみましょう。
こんな小波の中、とてもうまい人が近くにいたので、観察させてもらいました。 テイクオフしてから、加速装置がついているのでは? と思わせるアップスンでかっとんでいきます。 そして切れのあるオフザリップ!
いつかはこんな風にやってみたいもんだぁ
※この記事は2013年11月にJUGEMブログで公開した記事です。
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