テイクオフのスピードコントロール

早朝の海風のテラス サーフィン技術

出勤前に30分だけ海に入る。 まだほの暗く、朝日がのぼる準備をしている空気が蒼い。

裸足で入る水はまだ冷たいけれど、そう感じるのは1分もない。

たった30分ですが、これが結構充実しています。 朝は風がない。 あってもオフショア。 人が少ない。 場合によっちゃいない。 小波でもきれいに割れる。 いやむしろ小波で! ゲットに体力使うと、一応仕事行くわけだし^^;

その日は、ひざ~ももぐらいの日でした。 ボードはファンボです。 

レギュラーの波がきました。 ちょっと右をにらみながら全力でパドル。 ボードが波に押されます。 上半身を起こして立ち上がりかけたところで、ノーズはすでにボトムに。 立ち上がりきってボードを右に向けたころにはブレイクした波に包まれました。

「まあ、ひざじゃね 仕方ないでしょ」

と思いながら沖(と言っても20mほど)へ戻って考えます。 小波で横に走れないのは、テイクオフのときに波を降りきっちゃってるからだよね。 腹とか胸だと横に走れるのは、きっと同じことしてるんだけど、ボトムまで距離の余裕があるからだよね?

上半身を起こすために手をついたときに、ボトムに向かって加速してるもんなぁ。 波の上に居続けるように、うまくコントロールしたらいいんじゃないの?

こんなことはわかっていたつもりですが、なんだか今、急に胸に落ちた気がします。

「よし 次は気をつけよう」

次はグーフィーでした。 いいタイミングで切れ目をとらえられそうです。

パドル

波にボードが押されます

滑り落ちないように軽く減速するぐらいの気持ちで上半身を起こしましました。 なんとか波の上にボードを残せています。 そのまま左に向かって、さらに降りきらない気持ちで走らせます。

シュワー

ブレイクしてくる波のカールを、切るように進んでいきます。 これは波が大きければチューブ?(^-^)

今のはうまくいきました。 スピードも出ていました。 自分小波史上最速です。

次はレギュラーです。 これまたいい感じで切れ目をとらえられそうです。 もりっとした右のうねりをにらみながらパドルします。 なんだかすごいいい感じです。 波に対するアプローチが完璧な気がします。 上半身を起こしてスピードコントロール。 足をするするっと、忍びテイクオフ成功です。

ところがボトムターンで前に前にという気持ちを出しすぎて、体がボードを追い越し、左前にワイプアウト。 ターンは後ろ加重という基本がまったくできていない(トホホ)

なんだか見えてきたんだか、やっぱり見えないんだかっていう朝練の風景でした。

※この記事は2014年4月にJUGEMブログで公開した記事です。

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