ショートの事情 ロングの事情

2014/4/6
鵠沼  海風のテラス前
くもり時々虹
もも
セミドライ

日曜の朝。 NSAの波情報を見ると、銅像前で腹~胸。 前日の朝練で、半年ぶりに持ち出したプレセボタブレットで、ここ半年でいちばんのロングライドを決めたせいもあり、タブレットをかかえて、勇んで海へやって来ました。

「あんれぇ?」

波がちっこいよ。 どうみつくろっても、ひざだよ。 タブレットをかかえて20秒ほど途方にくれます。 そもそもテラス前は、ロンボしか見当たりません。 帰ろう。 帰って人魚ちゃんとこよう。

ということで、家に戻りボードを交換。  はじめに乗ろうとしていたタブレットより、2フィート2インチ長い、人魚ちゃん=Walden のミニロングで出動です。

初めてこのボードを使った日は、強いオンショアのジャンキーな日でしたが、今日は軽いオフショアのメローな雰囲気です。 のんびり、Newボードの感触を確かめます。 パドリングの際の体のポジションは、人魚ちゃんの顔との距離でバランスをとるといいようです。

波がきたぁ ぐりぐり向きを変えて ボードに倒れこみながら、人魚ちゃんの顔との距離を調整します。 慣れてくると案外これがいい感じ^^ 感情が高ぶって人魚ちゃんに近づきすぎると、パーリングのおしおきをくらってしまいます。

海に入って30分。 6時になると、急に人が増えだしました。 ピークが狭いので、かなり集中度です。 集中してるところをきらって、ピークからはずれていると、まったく波をとらえられません。 板が長けりゃ絶対のれるってわけでもないのね。

ここにいたら、何時間たっても乗れない感じなので、ピーク付近に行ってみます。 いい波が来ました。 朝一より大きくなって、ももぐらいあります。 パドリングをしようと浜の方に振り返ってどっきり。 このぷかぷか無数に浮かぶサーファーたちの群れの、どこをすり抜けて行けばいいのでしょう? 

ショートボーダーたちが、「いい波こねぇかなぁ」って顔でこっちを見ています。 ぼくはまだ、この長大な凶器を操れていません。 いい波がいくら来たって、乗ることができません。

ショートに乗ってるときはロングボーダーさんに、「そんなに全部乗っていかないでくれよぉ」と思い、ロングに乗っているときは、「もすこし、すきまを開けてくれないと乗れないよぉ」と思うんですね。 それぞれの事情。 共存はなかなか難しいです。

思うように乗れない中、2時間が過ぎ、もうそろそろ上がろうか考えていたときに、乗れそうな波がやってきました。 まわりの誰も行く気配を見せません。 振り向くと左斜めにそこそこの空間が!  もらったぁ~

大きく開いた空間を使ってサーファーの群れを通過。 ここから先はぽつりぽつりとサーファーが点在。 その人たちを、後ろ足に加重して、右に左にと避けていきます。 おー できてるじゃん♪

波がブレイクしてスープになりました。 まだまだ行けぇぇぇ しつこく乗っているとうねりに追いついて、結局波打ち際までのロングライド! いかにも初心者ロングボーダーらしいライディングができました(笑)

※この記事は2014年4月にJUGEMブログで公開した記事です。

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