真夏は ロマンティック
渚も ロマンティック
日射しも ロマンティック
高波も 駆け上がって~♪
Romantic Summer というアニソンの歌詞の一部です。 著作権を侵害するつもりは毛頭ございません。 問題ある場合は即刻削除いたします。
この「高波も 駆け上がって~♪」を聞くたび、「次こそは高波を駆け上がってやる!」とりきんでおるのでした。 高波というからには、まず高波の日しか絶対実現できません。 そして駆け上がるというからには、ノーズを波側に向けなければだめでしょう。 つまりボトムターンは必須です。
テラス前のゲッティングアウトに挫折して、えのすい前にとぼとぼ歩いてきました。 もう陽も沈もうかという時間です。 ずいぶん無益なパドルタイムを過ごしてしまいました。
沖には、まだぽつりぽつりとサーファーが見えます。 波はテラス前に比べれば控えめですが、セットは頭ぐらいありそうです。 高波です。
潮の流れを見ながら沖に向けてパドルします。 HPはほぼ底をついているので、無理せずゆったりこぎます。 ひとセットやり過ごして、ゲット完了しました。 まわりはロングが一人。 ショートが3人ぐらい。 それぞれかなりの間隔があります。 そしてもう少しアウトにレスキューボートの一団が盛り上がっています。
セットは捨てて、肩ぐらいのを狙っているのですが、そのサイズの波は、割れそう!ってところで、たぷっとふくらんでしまい、なかなか波をつかまえることができません。 しかしそこを強引にパドル。 たぷっとなった先に、無理矢理ボードを落としてみました。
ぎゅい~ん!
おおっ すんごいスピードだ。 ただし特になにもできずに、割れた波につかまってワイプアウトです。 そそくさと沖へ戻ります。
「よしこれからだ」
まだまだ案外いけそう体力が残っていたので、仕切りなおしの気合を入れます。 ただなかなか割れない厚い波に、ベストポジションを探してうろうろします。 海面のゆれをを観察すると、もう5mほど岸に向かって右に移動すると、たぷっとした感じをさけられそうです。
「ここなんじゃないのか?」
オレンジ色のブイの位置を確認します。 浜にならんだ海の家の位置も覚えます。
いくつか波をとらえ損ねたあとでした。 いい感じの波が近づいてきます。 左の肩が低く、そちらにきれいに割れていきそうです。 立ち上がった波面が暗く影になっています。 これは割れそうです。
波にあわせてパドル開始。 持ち上げられながら右下をにらみます。 波に押され始めました。 右手を強めについてボードを右に向けながら上半身をおこし、すすっと足を前に引き込みました。
ボードは右斜め下に滑り降りていきます。 スピードはそれほどでもないのは、うまくレールが入ったからなんでしょうか?
「よしボトムターンだ」
たぶんそう考えたような気がします。 実ははっきり覚えていません。 ただ、ひざを曲げてぐぐっと沈んだところで、見上げた波が壁みたいでした。 そう思った瞬間、波を駆け上がっていったのです。
「ターンせねば!」
体はそう感じたんでしょう。 しかし思いとはうらはら、体だけが左にねじれ、なぜだかボードは右を向き、波のトップでワイプアウトです。
「今・・・駆け上がった 高波を・・・駆け上がった」
高波を駆け上がって~♪
駆け上がって~♪
駆け上がって~♪
リフレイン
なにがどうなったのか、いまいちよくわかってはいないのですが、ついに高波を駆け上がることができたのです。 まだ川崎に住んでいて、車で海に通っていたころ。 車のなかで何度も聴いた「Romantic Summer」 高波を駆け上がって~♪ のところは一緒に歌っていたぁ やったよ やっとやったよ
にまにま沖へ戻るのでした。
つづく
※この記事は2014年7月にJUGEMブログで公開した記事です。

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