作田
曇り 腹~胸 セット肩
今日は千葉の作田。 ネットの情報だと、広いからすいているとのこと。 なんとなく案内のいまひ
とつない海岸への入り口の道に車をすすめると、駐車場のお父さんが立っていました。
「ここシャワーありますか?」
「あるよ 水シャワーだけどね」
「じゃあ 入ります ずいぶんこんでるんですね?」
左右に分かれた駐車場は、もう今にも満車になろうかといった雰囲気です。 先週の片貝中央とは、ずいぶん違うんだなぁ。
車を停めたらまずは海のチェックです。 歩いて浜へ向かうと、おお、こここそ九十九里! 先が見えないぐらい砂浜が続いています。
しかし海は真っ白。 素人ながらに、きっとこれは乗りづらい波なのではないかと感じます。
どのへんで練習しようかと左右をきょろきょろ見ていると、不思議なことに気がつきました。 サーファーたちが、みな浜を歩いて左の方へ移動しているのです。 どこからきて、どこへ行くの?
着替えをすませて海へ向かいます。 今日はサーフィン用の時計のデビューです。 タイドグラフ付の、サーファーらしい時計も考えたのですが、タイドグラフはスマホでみればいいし、時計は直感的に時間量を感じられるアナログが好きなので、ダイバーズウォッチにしました。
セイコーのブラックボーイです。 かっこいい・・・ 文字盤がでかくて時間をみやすいのはいいのですが、はたしてこの重さはパドルに影響しないのか? そのへんがちょいと心配です。
右のテトラの方に、なにやらいい波が見えますが、ビギナーはそんなところにいけません。 人が少ないところをみつけて海に入ります。
水が冷たい。 まあしばらくすれば慣れるでしょう。 すこしづつ深みへと歩いて移動します。 ああ冷たい冷たい。
ちなみに今日はショートボードから練習です。 先週はファンボードの練習で疲れて、ショートに乗り替えたときにすでにHPが半減していたからです。 今日は活きのいいうちにショートを乗れるようになるのが最大の目標です。
今日の注意事項
1.テイクオフ時にレールをつかまない
ついついレールをつかんでしまうのですが、ボードの走りが悪くなるそうなので、レールをつかまずにボードに手をつくだけを心がけます。
2.テイクオフ時に周囲を確認する
左右、前方のサーファーの動きをしっかり認識し、安全にサーフィンする。
3.ワックスアップを入念に
先週、ワックスの効きがあまくなってくるとまったく乗れなくなりました。 塗りなおしたら、あっさり乗れたことから、ワックスの重要性を理解できました。 よって、今日は初めからばっちりワックスアップし、さらに「滑る」と思ったら、さっさと塗りなおしに行くこと。
4.重心を前に
ショートは立てても、失速してテールから沈んでしまってばかりです。 これはきっと重心が後ろすぎるから。 もう少し前に重心をかけましょう。
さっそく乗れそうな波に、軽く挑んでみたのですが、まったくつかまえられずに、おいていかれてしまいます。 もう少し波を選んだほうがいいみたい。 無駄にパドルして疲れるのは、まずかとです。
よさげな波がきました。 えっさ おっさ パドルします。 ボードが波に押され始めます。 波を
捉えました。
おりゃっ と上体を起こすと、シューっと水しぶきをたてながら滑っている自分を感じられます。 この瞬間気持ちよくて好きです。
あらよっと と両足をボードの上に引き寄せました。 するとどうでしょう。 いつもなら失速して
ずぶずぶ沈んでいくはずなのに、今日はまだ水の上を滑っていますよ♪
おお~ 乗れちゃった ショートで波に乗れちゃった^^
その後も何度か波に乗れました。 なぜ急にのれるようになったか?
◆考察
1.ファンボードで波に乗る感覚を覚えた
2.レールをつかまないように気をつけた
つかんでしまったときに水の抵抗を感じました。 今まで気がつかなかったことにですが、ようやく
いろいろなことを感じられる余裕が、できてきたのではないかと思います。
3.ワックスがきいた
今思うと、パドルの時でさえ体とボードが滑るくらい、ワックスが甘かった気がします。
4.重心は?
これは正直まったくわかりません。 なぜなら、後ろ足がデッキパッドに乗っているのかすら思い出せ
ないのですから^^;
波に乗れただけでなく、さらに新しい体験もできました。 波の高い位置からボードの上に立てたのです。
今までは、波に乗ったとか言っても、上半身を起こした状態で数秒体勢を整えてから足を引き寄せるので、立ち上がるときはすっかり波の下に下りてしまっているのです。 まあ見てるわけじゃないですが、きっとこんなもんです。
ところが今、波の高い位置でボードの上に立ってしまったのです。
「うほっ こんな位置で立っちゃったよ」
ボードは波の下へ滑り降りて行きます。 速い! 今まで体験したことの無い速さです。
しかし、バランスをくずして右前方へ飛んでしまいました。
でもわかりました。 「早いテイクオフが必要です」という意味が。 今まで立てばいいんじゃない?
ぐらいに思っていたのですが、早くテイクオフすれば、その分位置エネルギーを持っているということ
なんです。 なるほど~
それにしても作田の潮の流れはきつい・・・ まるで川 どんどん右へ右へと流されていきます。 これがリップカレントだったら怖い・・・ たぶんこの流れの先の近づきつつあるあの堤防で、沖へと向きを変えるのでしょう。 浜に上がって移動したほうがよさそうです。
浜に上がって気づきました。 これが朝見たサーファーの移動だ。 気づいたら自分もしてました。
今日デビューのブラックボーイを見ると海に入ってから1時間がたっています。 ちょっと休憩しましょう。 ちなみにブラックボーイの重さはまったく気になりませんでした。 このブラックボーイ、ベゼルを回転させる時の、「カチカチカチ」と小さく鳴るノッチの感触も非常に高品質感があります。 ごちゃごちゃしていないシンプルさもいいです。
実はブラックボーイ以外にも今日デビューのものがあったのです。 使うのを忘れていました。 耳栓です。
YES EAR(イエスイヤー)というこの耳栓のセールスポイントは、「音が聞こえる」ということです。
値段は少々はりますが、ネットのくちこみは高評価。 サーファーズイヤーとかいう病気も心配ですが、当面の気がかりは右耳のジュクジュク感。 ちょっと耳かきをがんばりすぎたことと、毎週末のサーフィンが状態を悪化させたようです。
このイエスイヤー、装着にちょっとしたこつがあるのと、ぼくの耳の形状が合わないのか、いまひとつ
しっくりしません。 まあこのまま行ってみましょう。
海に入ります。 波の音が小さくなっていますが、まったく聞こえないわけではありません。 足がつく範囲は波を飛びこえ飛びこえ沖へ向かいます。
パドリングを始めたあたりで沖でくずれた爆スープが迫ってきました。 でも音は「シャワシャワ」と
しか聞こえません。 ある意味プレッシャーがなくなりました。
ドルフィンスルー(のまねごと)をしても、波にまかれても、イエスイヤーははずれることはありませんでした。 耳の大きさに合わせられるように、大き目のインナーも付属しているのいいところです。
このドルフィンスルーも、なんとかそれらしくできることもあるのですが、はじめにノーズを沈めようとしているのになぜか沈まず、顔を思いっきり正面に向けたままで波を受けることもありました。 近くで見ている人がいたら恥ずかしい・・・
失敗のもっとも多いのが、左右のバランスをくずし、ボードから落ちてしまうことです。 まだまだ沖に出るのはむずかしいですね
今日得たこと
早いテイクオフが大事
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