1年2インチ

2年使えるサーフボード探しで選び出されたアルメリック ニューフライヤーは、ぼくにとって最適なボードだったのでしょうか? 正直、ぴんときた滑りができていません。 

思っていたより前足の位置が前で、ワックスが塗ってなくてすべったり。 テイクオフに向けてのパドリングの際にノーズが沈みすぎてしまったり。 ボードの前後のバランス感覚をつかんでいない感は否めません。

とにかく、まずこのボードに慣れなくてはいけない → そのためには数多くの波に乗ること → すいているところに入ろう

ということで、スケパー前よりも西側に通うことにしました。

2時間ほどのラウンドを重ねること4回ほど。 うーん、なんか乗れないぞ・・・

強オンショアでジャンクだったり、ショルダーが張らない日もありました。 でも、そんなに悪くない日もあったはず。 なのに、まともな1本がきません。 ぼくの言うところのまともな1本とは、3回ほどアップダウンすることです。

今日こそは
決めてやるぞと
日曜日

日の出を待って、海へ入ります。 すいてるね、こっちは。 思う存分乗ってやるぞい。

けれども横へ進めません。 ていうか、できてテイクオフのみ。 こんなはずじゃないのにと戸惑っているうちに、あっという間に2時間経過。 あと少しだけ、と思ってやっていると、おじさんの邪魔をしてしまう。 謝っているのに睨まれる。 ごめんってば。

なんの成果も得られずに帰宅。 波はこれから小さくなる予報。 今週もだめだったか・・・

ところが予報に反して、逆にサイズアップ。 4時過ぎに再度海へ向かいます。

波は腹ぐらい。 割れづらい上に冷たく強い北風が、ボードが滑り出すのを妨げます。 セットはほれあがって肩ぐらいなワイド。 うかつにトライして、何度か痛い目にあいます。 セットはやめておこう。

まあそれにしてもだめだ。 だいぶ、ボードのバランスはつかんできた気はするのですが、まっすぐしか進めません。 これは1年前に逆戻りだな。

そうか たった2インチだけど、2インチって1年分難しいんじゃん? 板って、短いということだけで難しくなるんだな。 前後のバランスの許容度が狭くなるもんな。

陽が沈みそうです。

耳がつめてぇ

インサイドで爆発したような音とともにブレイク。 飛沫がシャワーのように後頭部に降りかかります。

1年後戻りになったとはいえ、成長に伴ってボードを替えた結果のこと。 負けるわけにはいきません。

「こういう速い波のときは、とにかく進む方向を向いてテイクオフだ あと場所ね、場所が大事」

自分に言い聞かせて沖のうねりを見つめます。

グーフィーの波にテイクオフ。 ボードに立ち上がったときに、まだブレイクしていない盛り上がりが続いています。

「うおお」

久しぶりに残っていたショルダーに、軽くうろたえながらアップダウン。 インサイドにプカプカしてる人を視界の隅にとらえ、安全を確認。 2回ほど上下したところで、ボードはコントロールからはずれワイプアウト。

「きたっ きたっ きたっ」

ようやく波に乗れたことをよろこびながら、沖へ向けてパドルします。 その数分後、今度はレギュラーで横へ。 すぐ横の波は崩れかかっているけれど、ボトム付近は、暮れかけた蒼い空を映した、なめらかなフェイスが残っています。 このフェイスを高速アップスンで駆け抜ける。

ことはできず、早々に波につかまってしまいました。 いやでも感じは出てたんじゃないの? もう少し、もう少し。

冬の海でも熱いのでした。

※この記事は2015年2月にJUGEMブログで公開した記事です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました