平日の4時半。 太東のロープの左。 明るくなったが霧が残り、うねりが近くまでこないとサイズがわからない。
入水して早々の15分ほど、テイクオフに失敗して波にまかれる。 ぐん! とリーシュに引っ張られる右足。 その直後、その感覚がスッと消える。
「やばい リーシュ切れた・・・」
先週ここでリーシュロープが切れました。 今日はついにリーシュコードそのものが切れたに違いありません。
波にもまれ、宙を舞うボード。
「やめてくれー 俺のタブレットに傷がつくぅぅぅ~」
俺の?
プレセボ?

タブレット?

じゃじゃ~ん(^o^)
プレセボ タブレット買っちゃいました♪
どうしても「ロングと同じ位置からテイクオフできる。 シニアサーファーのためのボード」というものを試してみたかったんです。 臨時収入があったので、タブレットⅡの購入も考えたのですが、早いテイクオフさえできればいいので、旧タブレットの中古にしました。 例によってブックオフ(ていうかハードオフだけど)です。
そのタブレットが波打ち際で砂まみれになっているのを回収して車に戻ります。 さいわい今月初めぐらいから、予備のリーシュコードを持って歩いていたので問題ありません。 早朝サーフで予備のリーシュコードがなかったら、ショップがあくまで見学しているしかなかったでしょう。
切れたリーシュコードをみると、テールセイバーの中のコードがぶち切れていました。 構造的にはここがいちばん弱そうですね。 でもこれなら直せそうなので、どこにいってもジャンクな休日にでも直すことにしましょう。
この手のベルトは、さわった感触に反して、実は簡単に針がささります。 ミシンで直せるでしょう。
予備でもっていたリーシュコードは、FCSのですがかなりのお買い得品。 とくいのブックオフで1900円(新品!)でした。 テールセイバーが今まで使っていたのと比較するとペラペラですが、足につけるバンドの内側がスポンジーで当たりがとてもやさしく、すれて困るようなことはなさそうです。
初めて使うプレセボ タブレットですが、「ロングと同じ位置から乗れる」というのは実感できませんでした。 それどころか、いつもよりテイクオフの成功回数が少ないような・・・
波を容易につかまえられるわけでもなく、例え立ってもその強大な浮力から、海面の乱れをすべて受けてしまい安定せず、走りの速さからボードだけが行ってしまうこと数回。
まあ、これらの出来事は、テイクオフのさいに後ろに乗り過ぎていて足がブレーキになっていたり、こんなに幅広なのに相変わらずレールに手をかけていて不安定になっていたり、棒立ちで重心が高すぎたり、スピードにびびって後ろに乗っているなどなどの、乗り手側のマイナス要因が、かなり影響していると思われるのですが・・・
ただしパドルの速さは、片手でもらくらく進めることからあきらかです。 どれくらいらくらくかって言うと、ものすげえらくらくです。
さて、乗り手側のマイナスに反省し、「視線は高く姿勢は低く」をつぶやきながらテイクオフです。 気合が前のめりして、体だけが前へ。 ノーズを超えて水没。 ザザザーと流されて止まったところで、後頭部にノーズが「こつん」
オー怖い
スピードが出てたらやばかった。 ノーズガードほしいな。
プレセボタブレットの性能をまったく引き出せないまま時は過ぎていきました。 今日も時間の制約があり、あと30分ほどしか海に入っていられません。 今まではセットを選んでいましたが、小波でもバンバン行くことにしました。 そう心に決めた数本後です。
レギュラーのももぐらいの波でした。 ボードを右に向けてパドルします。 すんなり波をつかまえました。 さっさと立ち上がると、割と波の高い位置にいるうえに、右前方はいまだくだけていない斜面が続いています。
おおっ!
波を斜めに滑り降りていきます。 パンピングなんだかアップスンなんだかわかりませんが、バタバタしながら波を上下に移動(しているのか?)し、横に乗っています。
何ヶ月ぶりでしょう? 初めてショートで波を横に乗った日以来ですので、2ヶ月ぶりです。 しかもこんなにうまく斜めにテイクオフできたことはありません。
このあと、ちょっと吹っ切れたように乗ることができましたが、長く乗れたのはさっきの一度きりでした。 次回は「タブレットのよさを引き出してみれたらいいな」と思いながら、ファンボード以上にかかえづらいタブレットをかかえて駐車場に戻るのでした。
※この記事は2013年7月にJUGEMブログで公開した記事です。
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