効果的な練習とは? 20回目のサーフィン @引地川河口

引地川河口
晴れ
すね~ひざ セットもも
セミドライ、ブーツ、グローブ

千葉は波が大きいそうなので湘南へ。 湘南は逆に小さすぎそうなんだけど、最近の練習での波に乗れた数が少なすぎだったので、小波でバンバン練習です。

金曜日なので、湘南海岸公園の駐車場は8時半まであきません。 仕方ないので遠回りして時間をつぶします。 しかし、労働者たちの通勤時間にどんぴだったのか、道路が混んでいます。 「みんな がんばって働いてくれたまえ!」

8時20分にサーフビレッジの駐車場に到着。 もう開いていてラッキー♪ 車を入れます。 波をチェックしに行くと、ひざぐらいがインサイドよりで割れています。 ポイントポイントに10人ぐらいずつ波に揺られています。

今日のテーマ with ファンボード
波を横に乗る

引地川河口の左側で練習を始めました。 ももぐらいのセットに、みんなが集中するので、なかなか乗るチャンスがありません。 ピークから少し離れたところにいるのですが、うまい人がピークから横にくるので、前乗りしないように注意が必要です。 千葉北の、人の少ないところでは、のんきにテイクオフできますが、湘南では左右の確認を怠ってはいけません。

あまりにも乗れないので、河口の中心へと移動しました。 

金曜日ですがサーファーはたくさんいます。 この人たちは、いったいなにをしている人たちなのだろう? 平日にサーフィンなんて、うらやましいかぎりです。 金曜日。 そっか金曜日か。 あさっては日曜日。 海に行けるじゃん。 

その日曜に出勤することの代わりに今日休みをとったことを忘れて、沖からくるうねりをみつめています。

波を横に乗りたいのですが、まっすぐしかすすめません。 いさぎよいほどに真っ直ぐです。 男です。 男と言えば、湘南は女の子が多くていいですね。 

なぜまっすぐにしか行かないのか? 波が来てパドルをしてるときはボードの先端を見ています。 これは、ボードの先端が水中に刺さらないか、気になってしまうからです。 あらよっと、立ち上がるときはボードの少し前ぐらいを見ています。 

立ち上がった直後は、何も考えていません。 無です。 無我の境地です。 「あっ なにかしなくては!」と思ったころには、波の力もなくなり水中へ沈んでいきます。 そうです。 横に向きを変える要素が一切ありません。 まっすぐにしか行きようがありません。

横に乗るにはどうすればいいのか? そうだ、「行きたい方を見る」だ。 そこから、テイクオフのさいに、行きたい方を見るように気をつけました。

けれども、なんとなく斜めに行けたかな? 程度です。 曲がろうとしてボードを傾けるのですが、ノーズが沈んで水没するケースが多発します。 「曲がるときはテールに加重」すべきことはわかっているのですが、いざボードの上に立ってみると、それができません。

たぶんこれは、サーフィンの特殊性ではないだろうかと思います。 サーフィンは、誰に教えてもらうことなく、ひとりでもなんとか練習できます。 なんとなく、それらしいことはできるようになるでしょう。 ところが自己流は、どういう動きをすべきなのかとか、こうすればいいとかの肝を自分で会得しなければなりません。

さらに練習する環境が、自然の条件に大きく依存しているので、経験量を重ねるのが難しいです。 波はいつもいいわけではありません。 まったく乗れないような時もあります。 これでは、いざボードの上に立ったとしても、どう動けばいいのかなんてわかりません。

だったら、誰かに教えてもらえば? という意見もあるとは思いますが、男という種族は、他人に教えてもらうことを快しとしない傾向があります。 先にサーフィンを始めている友達がいても、そいつと一緒に行く前に、少しでもうまくなっていたいとか・・・

そしてもうひとつ、サーフィンの技術を解説した本が少なすぎます。 他のスポーツはもっとたくさんあるのにです。 写真とともに動きを解説している本を数冊買いましたが、ボードへの加重方法について書いてあるものは、ほとんどありませんでした。 ゴルフの解説本なんて、それはもう細かく、多種多様な理論の元に発行されています。

たとえば、テイクオフの説明で、「前加重とし、波の斜面にボードを平行にする」と書かれていることがあります。 これを実践すると、波のボトム付近で波をつかまえてしまい、立ち上がったときに波のパワーを生かせないと感じるときがあります。 こうなると、立っただけといった感じになります。

こうならないようにするために、波の大きさや速さに合わせて、ボードが波のトップの方に持ち上げられるように、調整しています。 胸を反らして前加重をやめて、ボードが水平を保つようにして、波のトップへ持ち上げられるようにします。 

このような説明をしている本には、まだ出会っていません。 ただし、この方法が正しいかどうかはわかりません。 ぼくはただの遅れてきたサーファーですから。 トップページでもお断りしているとおり、「上級者は大きな目で、初心者は疑いの目で見守ってください」 

そんなサーフィンを上達するために、どうすればいいかとぼくが思うことは、「ひたすらボードに乗る」なんだと思います。 ボードに乗れる条件が整った日は、できるかぎり多い回数ボードの上に立ち上がり、その経験を増やすことが必要なんだと。

乗れもしない大きな波でもまれ続けることは、無意味とは言いませんが、上達は遅い気がします。 初心者は、自分の技量に合った波で練習し、とりあえずボードの上に立つ回数を増やすことが大切だと思います。 

12時を過ぎたので休憩です。 今日は少しくつろごうと、車のシートに座れるようにしました。 45リットルのごみ袋を、シートの背もたれにすっぽりかぶせます。 お尻の下にも1枚しいて、セミドライのままお昼寝です。

午後は風が南に変わりました。 強めのオンショアでザワザワとし、まとまりがなくなっています。 ただ、波数は多くなり、波に乗るチャンスは増えたようです。 暖かくなってきたので、思い切ってグローブとネックウォーマーをはずしてきました。 パドルが軽い♪ ぎゅんぎゅんこげます。 2倍界王拳ぐらいの軽さです。 これでブーツがはずれて、セミドライからジャーフルになったら、10倍界王拳の発動でしょう。 

午前中の続きで、テイクオフのさいに、行きたい方向を見つめるように注意します。

ところが今一つです。 ボードは波にたいして斜めになりますが、波に乗っている時間は、まっすぐ進んでいるときと、大してかわりありません。 このままじゃだめだ・・・ いくらやってもかわりない。

そこで、別の練習をすることにしました。 うまい人たちは、パドルして波をつかまえたあとに、ボディボード状態でボードの向きを進みたい方向に変えているのです。 あれをやりたい。 とりあえず立つ前の、向きを変えるところまで反復練習です。 来た波は全てやるぐらいの気持ちです。

注意する点は、波のトップで波をとらえ、その高さをキープしながら向きを変えることです。 滑り落ちながら向きを変えても意味がありません。 

何度も何度も繰り返します。 こういった地道な練習を重ねなきゃだめなんだろうなぁ。 なんかレギュラー方向はやりづらいなぁ。

10回に1回ぐらい、向きを変えたあと、そのまま立ってみます。 いい感じに行けそうなのですが、波が続きません。 今は河口の中心にいます。 江ノ島の裏方向からのうねりと、伊豆半島方向?からのうねりがちょうどぶつかって、波が止まったようになってしまいます。 もう少し江ノ島方向へ移動しよう。

しかし、もう4時40分。 駐車場は5時半までに出なければいけません。 もう着替えや片づけを考えると、海から上がらなければならない時間です。 しょうがない、あと1本乗ったら帰ろう。 そう思ってテイクオフした時でした。

普段は、「ひざをやわらかく」と思って、ひざを曲げて乗っているのですが、その時はテイクオフ直後に直立したのです。 なんだか海のすごい高いところにいるような錯覚と、ボードの上で自由に動ける感覚がありました。 なんだろこれ? でも気持ちいい。

岸に戻るためにスープをつかまて、「ぷしゅー」って滑って戻るのもびしっと決まって一気に岸へ。 今日はたくさん楽しみました。

今日得たこと
日焼け止め塗ろう 顔がやばい

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