新年初乗り その1 13回目のサーフィン @太東

大東
晴れ
ひざ~もも セット腰

今日は片貝の冷たい水はいやだなぁ
なぜなら、大晦日の夜からノロウィルス(素人診断)にやられ、GeろとGeりの津波におそわれ、正月三が日を寝て過ごしたからです。 家の外に出られるようになったのは昨日のこと。 今日は1ラウンドで帰るつもりです。

スマホでサーフスポットを検索。 すると九十九里の最南端、太東というところが初心者向けとあります。 堤防の横なら、波も少し小さくなるらしい。 ロングボーダーが多いそうです。 よしよしここでまったりファンボードでいこう!

太東に到着です。 なんだかちょっと南国ムード。 おおっ もしかして、駐車場が無料? これはうれしい!

しかし、車を降りて海を見てがっかり。 波が無い・・・ ひざ? 今日の九十九里方面の波予報では、腹~胸だったような・・・ これじゃ湘南に行ったほうがよかった。 今から片貝へ向かおうか?

とりあえずトイレにいって考えよう。

トイレに行って考えた結果、今日はここでやってみることにしました。 よくみれば、セットは腰ぐらいあるので、セット狙いでいけばちょうどよいのではないかと結論が出たからです。 今日はまったりがテーマ。 だいたいこの人数の少なさは魅力です。(15人ぐらいしかいません)

今日のテーマ
波を横に乗ること

まったりがテーマじゃなかったのか?! 

いえいえ、いつだってアグレッシブ。 まったりしながらも目標は高く持ちます。 

なかなかこない波を待ち、捉えてみるもいまひとつ距離がのびない。 あっ まだまっすぐしかいこうとしていません。 それでもなんだかすぐに失速です。

何度かやったあとに、半ステップぐらい前に出てみると、ボードが波の勢いを受け続け、距離がのびていきます。 波打ち際ぎりぎりまでいけました。 波打ち際までいったら、フィンが折れるのでは心配ですが、この堤防横に関しては、波打ち際で、すとんと深くなっているので、その心配はいりません。

まっすぐ距離も出たので、横に乗る練習です。 横に乗るには、波の高い位置でテイクオフしなければいけません。 パドルしながら、グーフィーかレギュラーか見きわめます。 ボードを斜めにテイクオフは、何度やっても転覆してしまうので、テイクオフはまっすぐです。

テイクオフして、波を滑り降りながら、グーフィーの波なら左へ、レギュラーの波なら右へターンします。 今日はいままでいちばんボードの向きが変わってくれています。 横に乗れてるかも? ぐらいのも数回ありました。

その中で、「俺ってかっこいい!」と思えたのが、レギュラーの波でテイクオフしたときに、右斜めに滑り降りながら、右手を波にいれると言うか、勝手に入ったと言うか、とにかく右手が波にふれて、「シャー」って水しぶきがあがったんです。 

「うそ かっこいい!」

いかにもサーフィンって感じじゃないですか? サーフィンのテクニック解説本に、「右手を波に入れてバランスを・・・」みたいの読んだことあります。 そんなのできる? って思っていたのですがやっちゃいましたよ

新年の初乗りは調子よく、早くも2時間がたとうとしています。 なんだか波も少なくなってきたので、そろそろあがろうか? そう思ったのですが・・・

この調子のよさをいいことに、さらにレベルアップをのぞめないものかと、欲がわいてきたのです。 ここの堤防横は波がなんだかこなくなりましたが、ここより北へ移動すると、堤防の影響がないようで、波が大きく見えます。 あっちに移動して、もう少しやることにしました。

足がすっかりかじかんでいるので、乾いた砂浜を歩きます。 天気がいいので砂は温かく、すぐに足のかじかみもなくなりました。 200mほどきたでしょうか。 たぶん、大東と呼ばれるスポットの中央ぐらいまできました。 

このあたりは、波がしっかり届いています。 もも~腰 セット腹 たまに胸ぐらいあります。 そして誰もいません。 となりのサーファーは、100m近く離れています。 なんて場所でしょう。 こんなところに住みたいです。

ただし、基本早いブレイクで、セットはダンパーです。 小さめの波で横に乗る練習がよさそうです。

ここで練習していてわかったことがありました。 早いブレイクの波に高い位置でテイクオフするためには、テイクオフのためのパドルの重心は後ろ目なんだと。 いつもなら、あごがボードにつくように、ひざを曲げて重心を前によせるのですが、そんなことしていたらパーリングしてしまいます。 

それにしても、なんでここにはサーファーがいないのでしょう。 もうすこし北のコンクリートブロックが突き出ているあたりには数人います。 さっきまでいた堤防横には十数人います。 でも、ぼくがいるところには一人もいません。 

もしかしたら、太東というスポットは、中央は釣り人用なんて暗黙のルールがあったりして・・・ そんなのわからないもんなぁ でもまあ釣り人いないし、いいかぁ。 

タブーをぶち破りながら、サーフィンのまねごとを続けるぼくに北のほうから男女のサーファーが近づいてきました。

つづく

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